シンガポールの物価は、2026年現在も上昇傾向にあります。クレジットカードの決済方法があるとは言えども、現金しか対応していないお店も意外とたくさんあります。なので「いくら現金を持っていけば安心か?」は出張者最大の悩み。
駐在員の視点と、実際の相場を踏まえた「失敗しない予算計画」を解説します。
結論:安心ラインは「1日1万円(約85SGD)」× 日数分
「キャッシュレスだから現金は最小限でいい」という説もありますが、出張という慣れない環境では**「1日1万円分(約85SGD)」**を目安に持っておくのが最も安心です。
- 1週間の出張なら: 600SGD(約7.2万円) 程度を準備。
- なぜ多めに持つべきか: * 飲み会の単価が高い: ビール数杯と食事で1万円はすぐになくなります。
- 現金オンリーの店が意外と多い: ローカルな名店、古いクリーニング店、マッサージ店、ホーカーセンターなど、現金しか使えない場所はまだまだ健在です。
- お土産代: 最終日に空港やスーパーでまとめて買う際、手元に現金があると調整が効きます。
余ったとしても、シンガポールドルは次回の出張や同僚への受け渡しにも使えます。足りなくて現地で高い手数料を払ってキャッシングするより、多めに持っておくのが正解です。
【夜の相場】飲みに行くなら予算は跳ね上がる
シンガポールでお酒を楽しむなら、「日本と同じ感覚」は捨てましょう。ざっくり、日本の2-3倍ぐらい必要なイメージです。
- 安いホーカーや中華料理: 1人 50SGD(約6千円)。
- カジュアルな飲み会: 1人 50〜100SGD(約6千円〜1.2万円)。
- 日系居酒屋での晩酌: 軽く飲んで食べて 80SGD(約1万円) 程度。
- 接待・ナイトスポット: 1人 300SGD(約3.6万円)〜。
お酒には高い酒税がかかるため、毎日飲みに行くのであれば、予算はさらに上乗せが必要です。現金を多めに持っておけば、割り勘の際にもスムーズに対応できます。
【食事の二極化】安く済ませるか、豪華に行くか
- ホーカーセンター(現金のみ!): 一食 5〜8SGD(約600〜1,000円)。ここは基本的に現金決済です。駐在者で現地口座があればPayNowなどのキャッシュレスが使用できる事が多いです。
- ショッピングモールのレストラン(カードOK): 一食 30〜60SGD(約3,600〜7,200円)。メニュー価格にサービス料10%と消費税9%が加算されるため、見た目より2割高くなります。綺麗に店構えされているお店はだいたいこの仕組みです。「++(プラプラ)」などと表記されていれば、表示されている金額に前述の金額が加算されます。さらに1ドル120円超なので、結構高い金額に驚くことになると思います。
まとめ:賢い出張者のマネーマネジメント
- 「1日1万円」の現金を財布に: これだけで、大抵のトラブルや急な誘い、現金のみの店にも対応できます。
- 大きな支払いはカードで: ホテルやレストランはコンタクトレス決済(Visa/Master)を活用。たとえカードのレートが悪くても、恐らく会社の経費で実費清算できますよね?
- ホーカーでは「小銭・小札」を: 50ドル札や100ドル札はホーカーで嫌がられることがあるため、10ドル札を多めに持っておくと完璧です。でも問題無く使えるので無理矢理崩す必要はありません。
- チップ文化はありません:チップとしてお釣りが出来るように渡したり、チップをあげようとする必要はありません。ただ、ホテルに現金を放置しておくとチップと思われてしっかり回収されるので気を付けましょう。

